事業資金は設備資金と運転資金に分けられる

事業資金を調達しなければならない局面では、資金の種類を分けて考えるのが重要です。事業のために使う資金は大まかに分けると設備資金と運転資金に分類できます。設備資金は資金を使用した際に資産が残り、新しい事業展開に使えるのが特徴です。工場の建設や人材の採用などに用いる資金が該当します。それに対して運転資金は既存事業を継続するために必要になるもので、資材の調達や社員への給料の支給などが典型的なものです。このどちらを調達するかをまずは考えることが重要になります。資金の種類によって有効な資金調達の方法が異なっているからです。事業資金の調達経験があまりないときには特に気を付けなければならない点でしょう。

種類に応じた調達方法

事業資金の種類によってどのような調達の仕方が適しているのかを簡単に確認しておきましょう。設備資金の場合には金額が大きくなることに加え、設備投資によって今後の利益の拡大を見込むことができます。そのため、銀行などからの融資の審査を通る可能性が高いのが特徴です。助成金や補助金の対象になるように内容を調整することもできるため候補として魅力的でしょう。一方、運転資金の場合には事業を継続するために必要な資金なので、調達しても今までより営業利益が伸びるという事実を客観的に示しにくいのが問題になります。銀行から融資を受けるのは難しいことが多いため、公的機関が実施している融資事業やファクタリング等を用いるのが効果的です。

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